SIG-EP
SIG Emergency Preparedness
災害等の緊急時対応に関する専門部会
大学等高等教育機関が備えておくべき災害時対策、インシデント(緊急的な事象)への対応策の中で、障害学生への対応・配慮に関する知識・技術・行動・態度等について検討し、他SIGメンバーや、全国の障害学生支援関係者のコメントを受けて、障害学生の災害・インシデント対応に関するスタンダードを公表する。
現在のメンバー
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- 森脇愛子 Aiko MORIWAKI
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青山学院大学教育人間科学部心理学科准教授。博士(教育学)。公認心理師心理士、臨床発達心理士。 前職でPHED事務局スタッフとして、現在はSIG-EPのメンバーとして活動を継続しています。これまで(主に子どもの)発達障害と精神障害の研究、災害時のメンタルヘルス支援の研究に携わってきました。阪神淡路大震災の被災経験者の一人としても、大学での防災対策にはとても関心があります。障害学生を中心とした防災を考えていくことは、大学全体の意識や日常の支援体制の根幹にも大きなインパクトを与えるような気がします。
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- 佐藤剛介 Kosuke SATO
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久留米大学文学部心理学科准教授、高知大学学生総合支援センター客員准教授。8年ほど高等教育における障害学生支援部署の教員を経験し、2021年度より現職。専門は、社会心理学と臨床心理学で、特に社会生態学的観点から人間の行動や心理、精神的健康や幸福感の研究を行ってきました。近年は、障害者のハード・ソフトにおける社会的障壁や社会適応に関する定量的研究に従事しています。障害についての理解は、人間を理解することのひとつの方法だと考えています。
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- 酒井春奈 Haruna SAKAI
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立命館大学障害学生支援室支援コーディネーター(社会福祉士) 修士課程(社会福祉学)修了後、2009年より熊本学園大学しょうがい学生支援室にて多様な学生の支援に携わるようになり、2014年頃から年に1回程度、障害学生やサポーター(学生)と災害時を想定したワークショップや避難訓練を開始しました。2016年4月に熊本地震を経験し、学内で被災はしませんでしたが、余震も続いたため、障害学生個別の避難対応を行うようになりました。2018年より立命館大学に移り、教職員研修や障害学生の個別避難計画を立てるワークショップを実施するなど、日常の支援の中で災害時対応にも取り組んでいます。
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- 竹田周平 Shuhei TAKEDA
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福井工業大学教授・博士(工学)。大学では障害学生支援を担当。専門は防災・減災分野であり、国内外で発生した災害の現地調査と分析や、医工連携による災害対策、要支援者や高齢者を対象とした避難行動の分析や臨床研究などに取り組んでいます。特に近年では、医療や福祉施設の感染症対策、ロボティクスによる高齢者や要支援者の災害時支援、またデザイン思考による実用化研究に携わっています。SIG-EPの活動により、国内の大学における防災対策が加速することを期待しております。
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- 羽野暁 Satoshi HANO
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九州大学キャンパスライフ・健康支援センター特任准教授。博士(工学)。専門は土木デザイン。公共空間のインクルージョンに関する研究および実践に取り組み、社会実装を進めている。多領域の専門家で構成する九州大学らくちんラボを運営し、幅広い視点から障害と空間を捉えている。九州大学キャンパス案内図(日本サインデザイン賞)、やまだばし思い出テラス(土木学会デザイン賞、キッズデザイン賞)など。
このSIGの公表した障害学生支援スタンダード
STANDARD 8緊急時・災害時の支援に係る理解
by SIG-EP
このスタンダードで学べること
- 災害等緊急対応に必要不可欠な情報を得る
- 災害発生時の障害学生の避難の準備・対応
- 災害発生時の対応(安全確保行動・避難行動・一時避難) ※緊急対策期:発災後約 72 時間、生命・安全を確保する時期
- 災害発生後や中長期の避難生活、通常生活への復旧・回復
歴代のメンバー
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- 森脇愛子 Aiko MORIWAKI
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青山学院大学教育人間科学部心理学科准教授。博士(教育学)。公認心理師心理士、臨床発達心理士。 前職でPHED事務局スタッフとして、現在はSIG-EPのメンバーとして活動を継続しています。これまで(主に子どもの)発達障害と精神障害の研究、災害時のメンタルヘルス支援の研究に携わってきました。阪神淡路大震災の被災経験者の一人としても、大学での防災対策にはとても関心があります。障害学生を中心とした防災を考えていくことは、大学全体の意識や日常の支援体制の根幹にも大きなインパクトを与えるような気がします。
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- 佐藤剛介 Kosuke SATO
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久留米大学文学部心理学科准教授、高知大学学生総合支援センター客員准教授。8年ほど高等教育における障害学生支援部署の教員を経験し、2021年度より現職。専門は、社会心理学と臨床心理学で、特に社会生態学的観点から人間の行動や心理、精神的健康や幸福感の研究を行ってきました。近年は、障害者のハード・ソフトにおける社会的障壁や社会適応に関する定量的研究に従事しています。障害についての理解は、人間を理解することのひとつの方法だと考えています。
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- 酒井春奈 Haruna SAKAI
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立命館大学障害学生支援室支援コーディネーター(社会福祉士) 修士課程(社会福祉学)修了後、2009年より熊本学園大学しょうがい学生支援室にて多様な学生の支援に携わるようになり、2014年頃から年に1回程度、障害学生やサポーター(学生)と災害時を想定したワークショップや避難訓練を開始しました。2016年4月に熊本地震を経験し、学内で被災はしませんでしたが、余震も続いたため、障害学生個別の避難対応を行うようになりました。2018年より立命館大学に移り、教職員研修や障害学生の個別避難計画を立てるワークショップを実施するなど、日常の支援の中で災害時対応にも取り組んでいます。