全国のネットワーク

PHED事業を通してつながった国内外のネットワークについて紹介します。

全国のつながり

PHED事業では2017年から国内の大学等高等教育機関をはじめ、企業・自治体・関連団体等との協働の土台となる、ネットワークを形成してきました。

■ 参加校・参加機関・参加団体

PHED事業に賛同・協力する参加校、参加企業・参加団体についてはこちらのページをご覧ください。

賛同機関からは、PHED事業やSIG活動のパネラーとしてコメントやリクエストをしていただき、それに応える形でネットワークとして運営しています。また大学等ではFD研修での講演、各種イベントの共催・後援・協力などを行っています。

2019年12月のプログレス・リポートでは、SIGが基盤を作成した「障害学生支援スタンダード集」について解説を行い、参加校・参加企業・参加団体に所属する学生や教職員・関係者からのフィードバックを受けて、更なる内容のブラッシュアップを図りました。

全国の参加校・参加機関・参加団体マップ
20191216プログレスリポート

■ メーリングリスト

PHEDでは情報発信や参加者とのコンタクトに使用するメーリングリストを作成しました。登録者数(機関・部局・個人を含む)は延べ1800件を超えています。

  • 高等教育機関:部局等 199 (国立91・私立88・公立16・高専2・協会機構2)
  • 高等教育機関:教職員 833(国立311・私立443・公立64・高専15)
  • 大学生・大学院生 140
  • その他の学校教職員 71
  • 自治体・団体関係者 248
  • 企業関係者 206
  • その他一般 145(フリーランス・保護者・障害のある当事者・海外研修者など)

■ PHED主催イベントへの参加

PHEDが主催した専門的研修CBIや、関連イベントへの参加者は、3年間で約3000名を超えました。障害のある学生本人や大学等の教職員に限らず、企業や一般の参加者も多数おられました。

■ 全国のネットワーク化を促進する体制

PHEDの事業連携校(筑波大学・富山大学)および協力団体(AHEAD JAPAN、ACE、PEPNet-Japan)との事業運営委員会を計15回開催しました。また、同プラットフォーム形成事業を運営する京都大学HEAPとの連携会議を月次で開催し、双方の事業拡充と発展のために協力体制を整えてきました。


専門ネットワーク

障害学生支援関わる専門的な知識・技術を持った専門家や実践家の集まりとして、SIG:テーマ別専門部会があります。

SIGの詳細はこちら

■ 知見の集約と構造化という目的に向けて

参加機関であるAHEAD JAPANおよびACEとの連携によって、各テーマに関する取り組みに積極的な大学・企業に所属している専門家・実践家を招集しました。障害のある学生の修学支援や就労移行支援等においてとりわけ重要と考えられるテーマに基づいて立ち上げられたSIGは、事業終了時までに8つ(SIG-AT、SIG-ACCESS、SIG-CSW、SIG-ET、SIG-TS、SIG-Law、SIG-EP、SIG-DG)となりました。

国内の各大学等おけるベストプラクティスの共有を通して知見の集約と構造化するという目的を持って、各SIGが自発的な活動を続けています。SIG活動そのものが大学等と社会を連携させるネットワークとなるとともに、障害学生支援に関わる教職員が、どのような専門的知識・技術を身につけると質の高い支援を提供できるのかということを中心に議論し、PHEDの最終成果としてSIGによるテーマ別の「障害学生支援スタンダード集」を策定しました。

■ SIGメンバー

SIG活動に参加するメンバーは大学等にとどまらず、企業、福祉、労働行政機関、障害当事者団体等からもご協力をいただいています。計17校(東京大学を含む)から25人の大学教職員、企業・団体13機関から14名の関係者が参画しています。

◇ 大学等(17機関)

大阪大学、岡山理科大学、九州大学、京都大学、熊本保健科学大学、群馬大学、慶応義塾大学、高知大学、信州大学、筑波大学、筑波技術大学、東京大学、富山大学、新潟大学、日本福祉大学、立命館大学、早稲田大学

◇ 大学以外(13機関)

EY Japan、おおごだ法律事務所、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ、厚生労働省、国立国会図書館、五百蔵洋一法律事務所、社会福祉法人すいせい、全国障害学生支援センター、大学入試センター、たすく株式会社、東京労災病院、日本バリアフリー協会、日本マイクロソフト

  

地域ネットワーク

地域ネットワーク(タウンミーティング)についての詳細はタウンミーティングのページをご覧ください。

★タウンミーティング開催を希望される場合(問合せ先)

高等教育機関の障害学生支援やキャリア支援を担当されている教職員で、所属大学等の地域・エリアでのネットワーキングを検討されている場合には、下記までお問合せください。タウンミーティング形式の情報交換会の企画や、ネットワーキングを成功させるためのご相談を承っています。

東京大学 先端科学技術研究センター社会包摂システム分野 近藤武夫研究室(PHED事務局)

MAIL:phed@at.rcast.u-tokyo.ac.jp


国際連携ネットワーク

PHED事業では、アジア諸国および環太平洋の国や地域とも連携してきました。

■ ネットワークの広がり

国際ネットワークのマップ
AUNの大学

■ 視察受入れなど

AUNネットワーク(マレーシアなど)、アメリカ、韓国、など各国からの視察の要請に応じました。

■ 国際シンポジウム開催

1st International Disability Inclusion Symposium on Higher Education & Career, Focus on ASEAN and Pan Pacific Countries:第1回 高等教育とキャリアにおける障害とインクルージョンに関する国際シンポジウム(2020年1月25-26日)を開催しました。

IDISではアジア・ASEAN諸国と環太平洋の高等教育を中心としたインクルーシブな社会づくりを目的としています。2020年はPHED主催(東大先端研共催)で、参加者のネットワーキングと、各国の障害学生支援の現状、AUN(ASEAN University Network- Disability and Public Policy Network)の取組みや、ハワイ大学障害学研究センターCDSの取組みについて共有しました。2日間で21名の発表者、延べ70名が参加しました。日本を含む8カ国(アメリカ;ハワイ州・オレゴン州、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、モンゴル、ミクロネシア諸島;チューク)が繋がりました。

次年度以降も継続して実施予定です。詳細はウェブサイトをご覧ください。(IDIS公式ウェブサイト:https://IDIS-symposium.org

PHED 地域・企業の方イベント
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