タウンミーティング

エリア内のネットワーク拡充に向けたタウンミーティングを開催し、まさしく”顔の見える連携”を行っています。

タウンミーティング

地域包括連携ミーティング(タウンミーティング)は各エリアのホスト校と、地域の高等教育機関を中心に、エリア内のネットワークの拡充に向けた活動です。タウンミーティング開催により、定期的な情報交換会の開催が計画されたり、参加者同士の日常的な連携によって障害学生のインターンシップや就労移行についてのサポートがスムーズに行わることを目的としています。

また、特定領域の支援方法論や障害学生支援の現場で実践的に必要とされる知識やスキルを集約し、大学等機関間の情報交換の場となるという目的も兼ねています。全国のグッドプラクティス(よい実践例)を共有し、日本全体の受容力向上をも図る取り組みでもあります。

  • コロナ禍のため、オンライン会議•ウェビナーシステム(Zoom Video Communication: https://zoom.us)を使用しての開催も可能です。オンラインの参加者は特定の場所に集まることなく、遠隔地からでもインターネット回線等を通じて、パソコン、タブレット、または電話でもタウンミーティングに参加ができるようになっています。

★タウンミーティング開催を希望される場合(問合せ先)

高等教育機関の障害学生支援やキャリア支援を担当されている教職員で、所属大学等の地域・エリアでのネットワーキングを検討されている場合には、下記までお問合せください。タウンミーティング形式の情報交換会の企画や、ネットワーキングを成功させるためのご相談を承っています。

東京大学 先端科学技術研究センター 社会包摂システム分野 近藤武夫研究室(PHED事務局)

詳細はPHED事務局(MAIL:phed@at.rcast.u-tokyo.ac.jp)にお問合せください。


タウンミーティング実践例

タウンミーティング開催地ではどのようなネットワーク化が進んできたか、一部をご紹介します。

  • [ 長崎エリア ]

    長崎県章

    開催

    2018年11月~

    参加大学

    長崎国際大学、長崎大学、長崎県立大学シーボルト校/佐世保校、長崎ウエスレヤン大学、長崎純心大学、長崎短期大学、佐世保工業高等専門学校、(オブザーバー参加:宮崎産業経営大学)

    参加団体等

    長崎県発達障害者支援センター、長崎障害者就業・生活支援センター、ハローワーク佐世保、させぼ若者サポートステーション、社会福祉法人南高愛隣会わーくかんまち/長崎能力開発センター、株式会社カレッジながさき、社会福祉法人蓮華園さくら坂、長崎県中小企業家同友会

    議題概要

    各機関紹介、大学学生支援状況の共有、地域リソースの紹介、地域課題についてのディスカッションなど

    参加者コメント

    ●この機会が広がり、多種多様な方面から情報交換ができることを望みます。障害学生すべてが就労にスムーズに移行できる社会づくりに頑張ってまいりましょう。 ●長崎エリアと同じような悩みを抱えるエリアの問題解決へのヒントを共有させていただけるとありがたいです。 ●地域のネットワークの構築の大切さはそれぞれが理解をできているが、なかなか業務多忙の中でいろいろなネットワークの構築が形だけになっている傾向がある。今後も継続していける仕組みづくりも大切になってくると思います。 ●今回の取り組みは次の一歩の、きっかけとして良かったと思う。地域のプラットフォーム形成が一定のレベル(顔が見え、実際に相談できる関係性)まで高まるまで、継続したい。

    今後の課題

    ●各業種別の状況は概ね把握できたが、今後はどのように連携していくかの具体策を検討することが、地域としての次へのステップかと思います。 ●地域内外で大学と就労機関が共同した就労移行支援事例(定着支援も含めて)をモデルとして紹介いただくとともに、長崎エリアで実現可能な支援を検討したい。 ●大学の横の連携とともに、行政機関や社会福祉協議会の参加があれば公的支援の内容を知り、また学内で支援が必要な方の手助けになるのではないかと思います。障がい学生の特性に応じて、どの機関と連携するのが適切なのかを、学生を担当する一般教員にもわかりやすく整理して、長崎県のフローチャート的な資料があると活用しやすいのではないかと思います。
    PHED 地域・企業の方イベント
    PHED 地域・企業の方イベント
    経過

    第1回目のタウンミーティングで、参加者全員の希望として「継続的な開催」が確認されました。同時期に始まった県内大学等の障害学生支援担当者会議と抱き合わせて、県内の就労支援団体や自治体などの支援リソースと企業等を招いたタウンミーティングが年1~2回のペースで開催されています。ホスト校を中心に、会場の提供や連携事例の報告などが行われているということです。

    PHED事業では、リクエストのあった「他エリアでの大学ー地域リソースの連携事例」として、先進的な取り組みをしている他エリアの関係者を紹介するなど遠隔サポートを行いました。

これまでのアーカイブ